時速88マイル

プライムビデオの奴隷となった大学生の映画ブログ ネタバレはしまくります

【セッション】 とにかくエグい描写に衝撃を受けた

セッション (2014)☆★★★★

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映画を観た感想は、えぐかったの一言。

マイルズ・テラーとJ.K.シモンズの名演技。

そして何と言っても、チャゼル監督のカメラワークは本当に見事です。

覚悟を持って観て欲しい作品でした。

 緊張感にあふれる映画

若くしてドラムの才能に恵まれ、全米一の音楽学校に通うニーマンと

音楽学校における最高峰スタジオバンドの鬼教師フレッチャーの

魂と魂がぶつかり合う、熱血ストーリーという感じでした。

 

J.K.シモンズ演じる鬼教師フレッチャーのエグさったらハンパない。

彼が部屋に入って来ると、部屋の空気がいきなりピリッとする、

そんな空気をオーラだけで演じる、シモンズの演技は凄まじかったです。

 

原題は"Whiplash"といい、映画中でスタジオバンドが最初に演奏した曲目が

そのままタイトルになっていますが、

whiplashの意味を辞書で調べてみると、むちで打つこと、と出てきます

つまり、物語の軸となる曲名とこのスパルタ指導の様子をかけた

巧妙なタイトルになっていたようです。

 

そしてこの映画で一番えぐいと感じたのは、大学生ドラマー、ニーマンの

ドラムに対する執念です。

血だらけになりながら、ひたすらドラムを叩きまくる

ドラムのために、彼女に別れを伝える

交通事故にあって、頭から血が流れても演奏する

その執念に狂気すら感じました

 

見事なカメラワーク

この映画では、魅せるカメラワークが目立ちました。

特に、演奏シーンのカメラワークには圧倒されました

シンバルに落ちるニーマンの汗、その汗がシンバルの振動によって波打つ

そんなカメラワークがあったからこそ

彼の演奏をさらに迫力のあるものにできたのだと思います。

 衝撃のラストシーン

そして、セッションといえばこのラストシーンが一番印象的でした。

フレッチャーの仕打ちに対するニーマンの仕返しソロには鳥肌が立ちました。

邦題となっている「セッション」はこの演奏のことを指しているのかと思いながら

見ていましたが、この演奏はセッションというよりほぼドラムソロに近かったので、

違和感を感じていました。

映画を観終わった後によくよく考えてみると、この演奏における二人の心の

ぶつかり合いや、演奏を通して二人の心が通じ合って音楽を完成させたこと

そんな心の部分での「セッション」が繰り広げられたことを

指しているのではないか、というような自分の解釈ができました。

 

どちらにしろ、軽い気持ちではなかなか観られないような作品でした。